石山です
今日は以前からずーっと探していた「なぜ私は人の髪の毛を切るのか?」とゆう疑問に
当座の答えが出たので、以後また自分のなかで変わっていった時のチェックポイント
として書き留めておきたいと思いましたヽ【・ω・】ノ
気が向いた方はどうぞお付き合いください♪<(_ _)>
そもそも私は小さい頃は美容師になろうとは思っていませんでした
私が憧れていたのは・・・家電の開発者です
そう、小学校1年生の時でしたかね、SONYが「ウォークマン2」を発売しました
それまで外で音楽を聞くにはおっきなラジカセを肩に担いで持ち歩く以外に方法はありませんでした
それをウォークマンはカセットケース2枚分とゆう当時は驚異的なサイズダウンに成功!
誰もが音楽を持ち歩ける時代が到来したのです!
当時の私はとても感動しました。
人の生き方が技術によって変わるのだ。
よおしっ!私も誰も見たことも考えついたこともない革新的な家電を開発して多くの人に同じ感動をまた味わってもらおう!!(ง •̀_•́)ง‼
そう考えていました
それから小学校高学年になって司馬遼太郎の「龍馬がゆく」を読んだときに龍馬が言った「人はなぜ産まれるのか?事を成すためだ」
とゆう言葉を読んで「そうか、私が産まれたのは家電を作るためだ!」と思っていたのですが・・・
最終的に選んだ道は美容師
なぜ私は髪を切るのだろう。
論理的に考えれば髪型は2つの姿に集約します。
①丸坊主(スキンヘッド)
ブロー、スタイリングが速い、シャンプー剤が少なくて済む、毛先のトリートメントも必要性ナシ。
もっとも経済的な髪型です
②アフロヘアー
髪の毛には「落下物による衝撃の緩和、直射日光から頭皮を保護」とゆう効果もあるので
この点を考慮すればアフロが最強です(・∀・)
また頭皮付近の温度の安定性(外気が高温&低温でも)の高さはあらゆる髪型でアフロ一番だとテレビ番組「所さんの目がテン!」の実証実験で判明しました
つまり優れた髪型の頂点はスキンヘッドとアフロの2択になる訳ですが
なぜ私たち美容師はいろいろなスタイルを産み出して提供しているのだろう。
もし私が家電メーカーに入っていればまったく新しい商品が日の目を見ていたかもしれないのに
それを棒に振って髪を切るとゆう選択をして良かったんだろうか?
そう思い悩む時期がありました
その悩みを解消してくれたのは実に意外な相手でした。
上野動物園のアフリカ象です
あるとき私が上野動物園に行ったとき、ちょっと気が向いてツアーガイドに参加しました。
特に得るものもなかろうにな・・・と思っていたのですが、まさか人生最大の疑問に答えが見つかるなど思いもよらなかったです
それは解説のお姉さんが象のコーナーで説明をしていた時のこと。
「インド象は耳が小さくアフリカ象は耳が大きいんですよ!より暑いアフリカで暮す象の耳が大きいのは耳に沢山の血管が走っていてラジエーターの役割をしているんです♪」
と私たちに説明したあと拡声器をアフリカ象に向けて
「〇〇(象の名前)ちゃん、みみ~♪」と話しかけると・・・
一頭の象がこちらに寄ってきて耳の裏側を見せてくれたのです!
たとえばイルカがショーをする時は飼育員のジェスチャー(腕を下から上へ降ったり頭上で回したり)をみて行動しますが
ここの飼育員さんはノーアクションで声を出しただけ。
それであの複雑な行動をとるとは言語を理解したとしか考えられません
私が飼育員さんに「いま象さんが言葉を理解したように見えましたが・・・?」と聞くと
飼育員さん「はい、理解しますよ?賢いし」
と言います。
私、「賢いとは何を指していうのですか?」と問うとあっさり
飼育員「遊びますから」
私「遊ぶとはどのように?」
飼育員「以前あのコが食べられない木の切り株を蹴って遊んでたら他の象が奪おうとしたのでブロックしていました。二匹ともそれを食べられない事を知っていますから無駄な行為です。無駄な事をするのは賢い証拠です」
!!!それを聞いて私はカミナリでも打たれたかのような衝撃を覚えました
無駄な事をするのが賢い証拠!?
では、例えば賢いと言われる動物の代表、イルカが作るドルフィンリング
狩猟に使うとか通信手段とか言われていますが
あれはたぶん楽しいからやってるんだ♪
そうかそうか、つまり人が歌うことも絵を描くことも服装を気にするのも髪型にこだわるのも・・・言ってしまえばカルチャー(文化)そのものが「遊び」なんだ♪
つまりそれらの価値は
どんな意味があるか?ではなく「どれだけ心が動くか?(感動できるか?)」で決まるのだ・・・と
私が子供の頃に憧れた家電開発も、今生業としている美容師も実は最終目的は「人を感動させたい!」とゆう同じ場所を目指していたのだ。
ただ手段が変わっただけでね
私がまだ小さな子供の頃、未来に産んでくれなかった両親を恨んだことがあります。
理由は「未来ならドラえもんがいたのに」とゆうもの。
未来は科学技術が発達して確実に今よりも便利な世の中になっている、なのになぜ今産まれてしまったのか?
科学技術の進歩こそが人類が過去から未来への時間を歩んだ証拠なのだ!
・・・そう思っていましたが科学技術とは「人を感動させる」手段のひとつでしかありませんし
気をつけて開発しないと幸せだけでなく不幸をも副産物として産みだすことすらあります
文明の進化とはこの科学技術のみならず料理や建築、法律、モラル、音楽やダンス、豊かな自然の保護・・・など多岐にわたる要素によって進んでいくのだ。
私も美容技術とゆうひとつの手段を選び、カットとゆうスキルで今現在担当させていただいている方々、これから出会う方々に「感動」とゆう遊びを提供し「不愉快」とゆう副産物を最小限にとどめて
その知り合えた方々限定でも以前よりもさらに喜んで頂くことができるようになればいいなぁ、と思っています
そのためにはまず私自身が色々な事に感動し、感謝し、興味をもって遊んでいかないといけませんよね
なぜ人は髪を美容院で切るのか?
2016年5月22日 by 美容室MARINaquarium
Category 日記、ブログ | Tags:
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