
石山です
先月の連休は以前働いていた職場の先輩のアタマに「ちょんまげ」を結いに
日光江戸村まで行ってきました
以前、飲み会で会った時にエラく髪を伸ばしていたので理由を尋ねたら
「日本人なら一度はちょんまげを結いたい」とのこと。
へぇ~、そんなものかねぇ
なんて他人事に考えていたら先日、「ちょんまげ結って!」ってメッセージが。。。
最初は他の人に振ろうと思いましたが
考えてみればそんな機会はもうないかもと思い、引き受ける事にしました
・・・しかし美容の仕事をはじめて20年になるが
まるで初めての手技ってのはプレッシャーかかるなぁ
まずはちょんまげについて調べてみると当然作り方とかはネットにも載ってない。
やはり画像検索で得た「見た感じ」から自分で考えるしかないか
試行錯誤すること10日
何とか格好つくようになりました(・∀・)
ちょんまげ(正式には銀杏髷と言う)を結う前日は鬼怒川温泉に前泊
大掛かりな作業になるので夜のうちに月代(剃ってあるところ)を作ることにしました
いよいよバリカンを入れるところ
ここいったらもう引き返せません
そりそり。。。
とりあえず準備は完了!
せっかくの鬼怒川温泉ですから温泉浸かって明日に備えます
翌朝は天気に恵まれ、紅葉も真っ盛り
の鬼怒川温泉は絶景でした
眼下に流れる鬼怒川もまた綺麗な色してます
さて、いよいよ結い上げ作業です
鬢付け油は入手が間に合わなかったのでヘアワックスで代用
ブロッキングをとったら
パーツごとに丁寧に整えてっと。
健康な頭皮ですねぇ~
やっぱり元結いは木綿糸でしょ
あとは折り返して・・・
これで完成
あとは日光江戸村に移動して衣装を借りれば完成です!
そして仕上がり
同心(必殺仕事人の中村主水と同じ役職)の格好がサマになってますねぇ
私も一緒に素浪人の格好してみました
いやぁ、江戸村でサムライの格好は楽しいですね(´∀`)
キャストの方々もこちらの格好に合わせた言葉遣い(お互いの役柄上の身分などを考慮した)で会話をしてくれるので
ちょっとしたタイムスリップ気分でござる
衣装と一緒に借りた模造刀も良く出来ていて
スタッフの方にコツを伝授してもらいながら抜刀の練習を楽しみました
一応、石山家は武家の出身なので本家には伝来の刀があって
何度か振ってみたことはあるのですが
真剣だと怖くてこうは振れません
あと和服ってコシをぎゅって紐で縛るので
背筋がピンッと伸びて気持ちがいい!
猫背ぎみの私がこんなシルエットで歩くことなぞ
そうそうないです( ̄◇ ̄;)
あと江戸村で意外と面白かったのが忍者屋敷
こんな重力異常地帯な体験もできます
思いのほか楽しかった日光江戸村withちょんまげ体験
実際ちょんまげを結ってみて感じたのは,やはりちょんまげスタイルは作るのが大変だって事。
江戸の人々は当たり前にしていた事だと思うと
当時の美意識の高さに改めて舌を巻きます
現代の美容を当時の人々に見せたら
「なぁ~んだ、ザンギリ頭で何が面白いんでぇ!?」
・・・なんて言われないように
日々精進せねば。
そんなふうに思いを新たにした石山でしたヽ(*´∀`)ノ
おもしろかただす。